台湾茶との出会いは大学生のときです。
祖母の家が茶葉農家であったこともあり、美味しいお茶を飲ませてもらう機会の多かった私は
誕生日プレゼントにダージリンは紅茶のファーストフラッシュ!というくらい、飲み物大好きな子どもでした。
大学生になり時間やお金に自由が出来ると、自分で調べたり歩き回ったりして、
お気に入りの茶葉をさがすのが趣味になりました。
初めて台湾に行き、台湾烏龍茶を飲んだときの感動は今でも忘れられません。
あまりに美味しくて、呆然となったのを覚えています。
当時福岡では中国茶の茶葉屋さんはあっても、台湾烏龍茶を置いているお店は見つけられなかったので
この出会いを逃してはいけないと、たくさん質問して話を聞いたのでお店の方も驚かれていました。
お店の方はとても親切な方で「お茶がそんなに気に入ったならこういう場所もあるよ」と、
茶葉の生産地で有名な場所なども教えてくれました。
日本に戻ってすぐに準備して、同じ月にもう一度台湾に行き、生産地に行ったり茶葉の問屋街に入り浸り
台湾茶に夢中になりました。
台湾烏龍茶は台湾の歴史の中で独自の進化をとげ、味や香りはもちろん、種類の豊富さ、作り方の違いなど
知れば知るほど、面白すぎる世界でした。