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お茶は茶葉により最良の道具や入れ方があり、そこに文化も溶け込み、それぞれ独自の世界観があるのが大変面白いです。
ティーポットで茶葉をジャンプさせながら入れる紅茶と違い、台湾茶は小さめの茶壺(急須)にお湯を満ち満ちに入れながら蒸らします。茶壺(急須)の蓋を開けたとき、開いた茶葉が盛り上がってくるくらいの“満ちっと感”で入れることで、香りと旨味を閉じ込めるのが台湾流です。
その為、日本の急須よりもさらに小さなものが一般的です。
一回分の茶葉から何煎も入れることが出来るため、小ぶりの茶杯(湯呑み)にその都度注ぎながら、2煎目3煎目と香りと味の変化を愉しめるようになっています。
独自の進化を遂げた専用の茶器を使うことで、さらに豊かな香りや口当たりの良さを味わって頂けます。
台湾茶を始めたいけれど、どんな茶器があればいいの?専用の茶器があった方がいいの?
という方も多いと思います。
手持ちの茶器を利用して台湾茶を楽しむのも良いですが、
やはり台湾茶の香りや風味をより一層引き立てるには台湾茶専用の茶器を使うと良いでしょう。
まず揃えていただきたい茶器は「茶壺」「茶海」「茶杯」です。
本格的に揃えるには「聞香杯」「茶盤」などありますが、花音では普段使いのものとして
「茶壺」「茶海」「茶杯」の3点を揃えることをお勧めしております。
急須のことです。台湾茶は何煎も繰り返し飲むため、また香りを閉じ込めるために日本の急須よりも小ぶりになっております。
ピッチャーのことです。茶壺で入れたお茶を一旦茶海に移すことで、お茶の温度や味を均一にすることができます。
湯呑みのことです。台湾茶は小さめの茶杯で少しずつ何煎も楽しみます。
花音では作家さん総手書きの茶器もご用意しております。
透明感のある色味や質感、一つ一つ違う表情は、手描きならではのものです。
伝統と歴史漂う色鮮やかな茶器は芸術品のような美しさがあります。温かみのある最高級の茶器はお茶の時間をさらに楽しいものとしてくれます。
縁起を担いだものや願いが込められたもの等、
台湾茶器の絵柄にはひとつひとつ意味があります。
蝙蝠(コウモリ) | 蝠の字が福と同じ発音ということで、台湾では福を呼ぶ動物、幸福のシンボルとされ、最も好まれる吉祥文様の一つです。赤い蝙蝠が描かれることが多いのですが、赤には魔除けの力があるとされています。また富をもたらす福の神の色でもあります。 よく見かける頭を下にした蝙蝠は、「福到」といって到と倒をかけて“福が来る”という意味になります。 | |
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桃 | 桃は不老長寿の実をつける植物として親しまれてます。 また悪鬼を追い払う魔除けの効果があり、金運アップが期待できるとして縁起がいいものとされています。日本の古事記にも、桃の実を投げつけることで災難から逃れたと書かれています。 中国の桃源郷の入り口には桃の木が大量にあるという伝説もよく知られています。 | |
鴛鴦(オシドリ) | 連れ添って活動する様子から、カップル・夫婦円満を象徴する縁起の良い鳥とされています。 | |
龍 | 龍は風水の世界では主役級のポジションです。運気そのもののシンボルマークとして位置づけられており、大自然のパワーを表すと同時に皇帝のシンボルでもあります。 |